■ アンケートの実施 
 
2002年10月に、ウータン・森と生渚を考える会ごみゼロネット大阪、及び大阪ごみを考える会の
3団体が連名で、大阪府内44の自治体に対し、選挙ポスター掲示板に関するアンケートを実施しました。

生パルプポード等への切換え大きく前進
  ― 次回より実施含め33自治体が環境を配慮したとりくみ進める
未実施の自治体へは早期切換えを強く働きかけ


■ アンケート結果
 

20011年春にウータンが実施した調査に比較して、再生ボード等への切換えが大幅に進んでいます。
ウータンの調査では、熱帯材合板使用の自治体が29団体であったのに対し、今回はすでに合板を使用していない自治体が27。
次回から合板以外のものに切換えるという自治体を加えるとその数は33団体で、
75%の自治体が、次の選挙から、合板以外の再生品を使用することになります。

 これまで何年かにわたり、強く自治体に筍きかけてきたウータン・森と生活を考える会など、熱帯雨林、北洋林を守るネットの努力が、この度の結果を呼ぶ最大の推進カになったといえます。
■ 選挙板の切り替え要請
 
ところで、「 合板以外のものに切換えるつもりであるがその時期は未定 」及び「 熱帝材以外の合板を使用 」との回答のあった11自治体の内、
 大阪市、松原市、羽曳野市、泉佐野市、泉南市、阪南市
に対しては、11月29日と12月6日の2日間で、当該市の選挙管理委員会を訪間し、再生品への切換えを強く訴えてきました。

 
残る、田尻町、岬町、河南町、千早赤阪村 および美原町 には、
3団体の代表者連名で、それぞれの選挙管理委員会宛に再生品への早期切換えの願い書を郵送しました。


■ 要請活動後の状況

○ 大阪市は今春の統一選挙から古紙再生ボードを採用
○ 羽曳野市は、2004年度から再生ボードへ切り替え意向

 
要請活動後の状況ですが、全国12政令都市の内、すでに9都市が熱帯材等の合板の使用を止め、古紙再生ボード等への切換えが完了している状況から、京都、千葉とともに遅れをとっている大阪市は今春の統一地方選から古紙再生ボードの使用に踏切るものと、このプロジェクトの関係者は期待を大きくしています。
また、羽曳野市は2004年度からは再生品に切換える意向があるとの明言を得ました。



(参考)全国都道府県所在市の選挙ボード使用状況
 
なお、対象を拡大して全国の都道府県庁所在市が採用する選挙ボードの調査をした結果は次のとおりです。

古紙再生ボード使用 23都市
ペット再生ボード使用 4都市
アルミ板、アルミパネル使用 6都市
合板(ベニヤ板)使用 13都市


関連サイト           http://www.gin.or.jp/users/k-yone/